-| 2010年01月 |2010年02月 ブログトップ
前の10件 | -

かずさアカデミアパーク 経営が破綻 千葉県も出資(毎日新聞)

 千葉県が35.9%を出資し、ホテルやスポーツクラブなどを経営する第三セクター「かずさアカデミアパーク」(木更津市、相原茂雄社長)が25日、千葉地裁に民事再生法の適用を申請し、経営破綻(はたん)した。負債額は57億6900万円。

 県は80年代前半、バイオ関連企業や研究施設を丘陵地約273ヘクタールに誘致する構想を策定。成田空港周辺の開発、千葉市の幕張新都心開発と並ぶ3大プロジェクトの一つとして、これまでに基盤整備費など約500億円を投資した。ところが、誘致が進まず、立地企業は計画段階も含め現時点で15社。分譲・賃貸する企業用地149ヘクタールのうち約44%が手つかずとなっている。

 三セクは91年に設立されたが、立地企業からの協力金が十分集まらず、05年に債務超過となり、金融機関から借り入れできなくなった。以後、県は運営資金として毎年3億〜5億円を貸し付けてきたが、存続は困難として10年度の貸し付けをしないことを決めた。貸付残高は17億3900万円。【森有正、倉田陶子、斎藤有香】

【関連ニュース】
<全国で第三セクターの問題が>青森駅前再開発ビル:アウガ支援策原案通り可決 市議会「破綻させられない」 /青森
<全国で第三セクターの問題が>大阪WTC:公金投入1200億円 管財人が更生計画案提出、市損失補償425億円
<全国で第三セクターの問題が>かながわ森林づくり公社:三セク、7月末に解散方針 債務270億円 /神奈川
<全国で第三セクターの問題が>記者の目:倉敷チボリ閉園1年=小林一彦(備前通信部)

「だまされたふり」で摘発強化=2月に振り込め撲滅月間−警視庁(時事通信)
<郵便不正事件>厚労省元局長、無罪を主張 大阪地裁初公判(毎日新聞)
<静岡空港>ピンクの妖精飛来 FDA3号機がブラジルから到着(毎日新聞)
泣きながら「すみません」=再び「自白」のテープ再生−足利再審公判(時事通信)
<成人式妨害>騒ぎ、壇上を走る 容疑者5人を逮捕 秋田(毎日新聞)

小沢幹事長 滞在先のホテル 大勢の報道陣が詰め掛ける(毎日新聞)

 小沢一郎民主党幹事長が滞在しているとみられる東京都内のホテルには、22日夜から大勢の報道陣が詰めかけている。

 ホテル裏の駐車場出入り口には記者やカメラマンら150人以上が待機し、道路の両側には小沢氏を追跡するための車やバイク計100台近くが列をなした。23日午前9時20分ごろ、小沢氏が普段使用している車がホテル内に入り、数分後に出てくると、カメラのフラッシュが一斉にたかれ、約10台のバイクが追跡を始めるなど、周辺は一時騒然となった。

【関連ニュース】
小沢幹事長:午後、事情聴取 検察側、関与など説明求める
小沢幹事長:4億円の原資どう説明…23日に任意聴取
小沢幹事長:23日に任意聴取…終了後「国民向け」声明へ
陸山会土地購入:水谷建設「さらに千数百万円」小沢氏側に
陸山会土地購入:石川容疑者「小沢氏に事務処理を報告」

普天間、移設先自治体の合意いらず…官房長官(読売新聞)
<長崎漁船沈没>救命胴衣290キロ漂流 鹿児島沖で発見(毎日新聞)
<中国残留孤児>曲美琴さんの「兄」、DNA鑑定で無関係(毎日新聞)
橋下知事、帰国第一声は「大阪“市”を解体」(産経新聞)
山口大で教授ら十数人不正経理、総額1億円超か(読売新聞)

18年ぶり対峙「反省していないのですか」と菅家さんの声に、元検事は謝罪せず 足利再審(産経新聞)

 【元検事語る(4)】《宇都宮地裁で22日開かれている足利事件の再審第5回公判。午前に引き続き、午後1時からは、捜査段階で菅家利和さん(63)の取り調べを担当した森川大司・元検事に対する証人尋問が行われる》

 《午前の公判では、21日に引き続き、別の女児殺害事件で菅家さんを取り調べた録音テープが法廷で再生された。21日には、テープが再生される最中に、気分が悪くなり一時退廷した菅家さん。22日午前も、DNA型鑑定の内容を突きつけられ、涙で「自白」する様子が法廷に生々しく響くと、机をけって怒りをあらわにする場面もあった》

 《グレーのスーツ姿の森川元検事は午後1時2分、しっかりした足取りで、傍聴席から証人席に立ち、宣誓書を読み上げた。18年ぶりの対峙(たいじ)となる菅家さんはグレーのスーツ、黒のネクタイ姿で目をつぶったまま弁護人席に座っている。佐藤正信裁判長に促され、森川元検事は証人席に座った》

 《弁護人側から質問が始まる。最初に質問に立ったのは、菅家さん本人だった》

 菅家さん「森川さん。11年半もの間、無実の罪で捕まっていました。あなたはこのことをどう思いますか」

 《低く重い声で語りかけるとともに、鋭い目線を森川元検事に向ける》

 森川元検事「私は当時、主任検事として証拠を検討し、その結果、菅家氏が(松田)真実ちゃんの殺害事件(足利事件)の間違いないと判断しました。新たなDNA型鑑定で犯人でないとうかがって、非常に深刻に思っているところです」

 《森川元検事は「深刻に思っている」とは述べたものの、謝罪するまではいたっていない》

 菅家さん「宇都宮拘置支所で取り調べを受けたとき、全部やっていないと正直に話しました。このことをなぜ弁護士や裁判所に伝えなかったのですか」

 森川元検事「宇都宮拘置支所で、真実ちゃん事件の事実関係よりも(福島)万弥ちゃん事件(昭和54年の女児殺害事件)と(長谷部)有美ちゃん事件(59年の女児殺害事件)の2件の余罪について、取り調べていました。そのいきさつ中で真実ちゃん事件に触れたとしても、あくまで余罪の取り調べをしていたものです。逐一報告する必要はないと思っていました」

 《冷静に、はっきりと答えていく森川元検事。しかし、「反省」の色が見えないことに菅家さんの怒りは徐々に高まっていく》

 菅家さん「自分に無実の罪をきせたことについて、謝ってください」

 森川元検事「先ほど申したとおり、私も厳粛に、深刻に受け止めています」

 菅家さん「私の家族は苦しんでいるんですよ」

 森川元検事「申したとおりです」

 菅家さん「大変なことですよ」

 森川元検事「…」

 菅家さん「どう思います」

 森川元検事「今申したとおりです」

 菅家さん「反省していないのですか」

 《ここで、検察側が質問の趣旨がずれているとして制止に入った。しかし、菅家さんは「黙っていてくださいよ。あなたには関係ないでしょ」と、怒りを爆発させてくってかかる》

 菅家さん「私に『人間性がない』といったが、あなたの方が人間性がないんじゃないですか」

 森川元検事「人間性がないといったつもりはないです」

 《白熱する事態を押さえようと、両サイドに座る弁護人が腕を押さえて座るように要請した。冷静に戻ったのか、菅家さんは軽く一礼して質問をやめ、その場に座り込んだ。続いて、弁護側が質問を始める》

 弁護側「取り調べテープを聴いてきましたか」

 森川元検事「聴いていません」

 弁護側「今日の午前中に流された平成4年12月8日の取り調べで、『誰でも過ちがあるからこういう裁判になる』といいましたよね」

 森川元検事「記憶が曖昧(あいまい)ですが…」

 《当時の記憶を呼び戻そうとする弁護側だが、森川元検事は不確実な返答に終始する》

 弁護側「証人は過ちを犯したのでは?」

 森川元検事「過ちとはいろんな意味があるので、どこをさしているのか…」

 弁護側「『人間として誠実さを失ったら終わりだ』といいましたね」

 森川元検事「いったかどうかは…」

 《ここで、弁護側はこれまでの捜査と公判の経過を、法廷の両脇に設置された大型スクリーンに映し出して説明していく。取り調べの経過や、菅家さんが家族に無実を訴えて送った14通の手紙の送付時期などを細かく列記。強引な事件の立証状況や、菅家さんの訴えが受け入れられなかった当時の捜査のおかしさを印象づけたいようだ》

 弁護側「証人が事件の捜査に関与したのはいつですか」

 森川元検事「平成3年12月ごろからです」

 弁護側「(菅家さんが)任意同行される前に本件(足利事件)にかかわっていますよね」

 森川元検事「そういう記憶は…」

 弁護側「菅家さんが任意同行された後、どんな性格の人だと判断していましたか」

 森川元検事「非常に抽象的で答えにくいのですが…。おとなしいタイプですか」

 弁護側「人に対して反論できるかそうでないかは?」

 森川元検事「程度の問題はあったが、強く言うと反論できない、おどおどした感じです」

 弁護側「職場で女性と議論になっても反ばくできないというのは」

 森川元検事「記憶にないですね」

 弁護側「科警研(科学警察研究所)の結果を知ったのはいつですか」

 森川元検事「この事件の捜査に入る前に、『かかわるなら主任検事をしてもらう』といわれていました。そのとき概略を聞きましたが、資料をもらったか…」

 《相変わらず曖昧な答えが続き、弁護人の語気も強まっていく》

 弁護側「DNA型鑑定をどう考えていましたか」

 森川元検事「DNA型鑑定は有力な証拠だと思っていました」

 《DNA型鑑定は、菅家さんが犯人とされた重要な証拠と判断されていた。その当時の考えを、森川元検事は改めて法廷で述べた》

 弁護側「DNA型鑑定だけでは逮捕状を取れず、自白があって初めて逮捕状が取れると上司から聞いたことはありますか」

 森川元検事「それに近いことはいわれた記憶があります」

 弁護側「自白がなければ逮捕状が取れない事件なんですね」

 森川元検事「そういうふうに認識しています」

 弁護側「任意同行当日の朝刊に報道されたことが、自白を取らなければいけないというプレッシャーになったのではないですか」

 森川元検事「ちょっと分かりません」

 《DNA型鑑定だけでは証拠として不十分だったことが分かっていたため、自白を引き出す厳しい取り調べになったのだろうか。菅家さんはじっと目を閉じ、厳しい表情で口を真一文字にしたまま、その答えを聞き入った》

 =(5)に続く

【関連記事】
「怖さが先立って…」別事件での自白を菅家さんが説明 足利再審
「うそを言ったことで間違いないね」念押す検察官 足利再審
「勘弁してください」泣いて“自白”してしまう菅家さん 足利再審 
菅家さん、机を蹴り怒り表す場面も 足利再審
この日もテープ再生始まる 午後からは元検事尋問 足利再審第5回公判始まる 

藤川優里氏「出馬は?」に笑顔で無言…自民党大会(スポーツ報知)
<足利事件>92年12月7日の地検聴取テープ(3)(毎日新聞)
低額宿泊所FIS 新たに無届け2施設 行政監視及ばず(毎日新聞)
新型インフルで血液製剤回収、昨年64件(医療介護CBニュース)
6000食ど〜んと完売…丼サミットいしかわ(読売新聞)

神戸市の女性講師と判明 綾部市で発見の遺体(産経新聞)

 京都府綾部市の山中で女性の遺体が見つかった事件で、兵庫県警葺合署捜査本部は24日、遺体は平成20年10月に捜索願が出ていた神戸市中央区八幡通の語学学校アルバイト講師、今滝愛さん(当時32)と判明したと発表した。歯の治療痕などが一致した。

 捜査本部はこれまでに、「遺体を埋めた」と出頭した大阪市北区の無職、中西龍司容疑者(41)を死体遺棄容疑で逮捕。同容疑で、遺棄を指示したとされる中国籍の男(41)=覚せい剤取締法違反罪で服役中=ら2人の逮捕状も取っており、近く逮捕する。

 今滝さんは中国出身で14年に来日し、日本人男性と結婚後19年に帰化、日本国籍を取得。行方不明当時は別居し、マンションで1人暮らしだった。

【関連記事】
行方不明直前、タクシーを連日利用 神戸の女性講師不明事件
「殴られ殺害されていた」と容疑者供述 神戸の女性死体遺棄
供述通り山中に遺体 死体遺棄容疑で出頭の男を逮捕 兵庫県警
「半落ち」容疑者vs捜査員、供述の信憑性は…“本丸”へ詰めの捜査 松戸女子大生殺害 
雪に埋まった遺体…刺され殺害か 札幌

弁護側「極めて不誠実だ!」 検察側も「異議あり」を連発(産経新聞)
<傷害>男に倒され自転車の女子生徒けが 愛知・岡崎(毎日新聞)
発想を形に 服飾専門学校生がショップ運営(産経新聞)
小沢氏関係の団体、不明朗な出入り15億円(読売新聞)
【鉄道ファン必見】引退の花道、デハ702「さよなら運転」 銚子電鉄(産経新聞)

早大の賠償額を減額…風力発電訴訟2審判決(読売新聞)

 小・中学校に設置した風力発電機がほとんど発電しなかったとして、茨城県つくば市が業務委託先の早稲田大と発電機メーカーに計約3億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が20日、東京高裁であった。

 小林克巳裁判長は、「事業が失敗したのは、つくば市にも重い過失がある」として、早大に約2億900万円の支払いを命じた1審・東京地裁判決を変更し、賠償額を約8958万円に減額した。

 判決によると、つくば市は、同市内の小・中学校に小型風力発電機を設置して電力を販売し、それを財源に地域通貨を発行する事業を計画。2005年7月までに、早大などが開発した発電機23基を設置したが、十分な発電量を得られず、事業は失敗に終わった。

<安保50年>米軍の抑止力強調 首相談話、普天間に触れず(毎日新聞)
大阪府市長会 府水協で再び統合議論を(産経新聞)
「闘って」首相改めて釈明…参院代表質問(読売新聞)
「半落ち」容疑者vs捜査員、供述の信憑性は…“本丸”へ詰めの捜査 松戸女子大生殺害 (産経新聞)
元特捜検事・田中被告の控訴棄却…大阪高裁(読売新聞)

八ッ場ダム、国交相と住民が24日に初対話(読売新聞)

 群馬県長野原町の八ッ場(やんば)ダムを巡って、建設中止を表明した前原国土交通相と、水没予定地の住民らとの初の意見交換会が24日、地元・長野原町で開かれる。

 ダムの完成を前提に今後の生活設計を描いてきた住民たち。その前提が崩れた今、彼らは国交相に何を訴えるのか。

 ダム水没予定地の「川原湯温泉街」では20日朝、400年前から続くと言われる「湯かけ祭り」が開かれた。ダム問題に注目が集まったためか、例年よりも多い数百人の観光客を前に、川原湯温泉旅館組合長の豊田明美さん(44)は「この先、温泉街はどうなるのか」と複雑な思いをかみしめていた。

 「ダムに沈む幻の温泉」。温泉街で営業を続ける7軒の旅館は、今までダムの建設を売り物にPRをしていた。そして完成後は、代替地に移って「ダム湖を望む温泉」として温泉街を再生させる計画だった。

 ところが昨年11月、民主党群馬県連の国会議員7人が「地元の意見を集約した結果」として、前原国交相に「温泉街は現在地での営業継続を前提にすべき」という提言を提出し、豊田さんたちを驚かせた。7人の民主党議員とは会ったこともなく、温泉街が、ダム湖を核にした再生をあきらめたという事実もなかった。

 「大臣に直接会って、何が真実なのかを伝えたい」

 豊田さんはそう訴える。

 水没予定地では、巨大な十字架のように見える光景で有名になった「湖面2号橋」の建設が進む。そこから吾妻川を約2キロほど下った地点では、川の両岸に分かれた代替地を結ぶ「湖面1号橋」の工事が進む。

 川原湯温泉の対岸の川原畑地区に住む農業中島寛さん(62)は、自宅が1号橋の建設予定地にかかるため約200メートル離れた代替地に新しい家を建てている。

 最寄りのJR川原湯温泉駅は、今の自宅から徒歩15分。駅は川の対岸に移転する予定で、1号橋がなければ新たな家からは急な坂道を歩いて40分近くかかる。集落は20世帯足らずで、1号橋がないと火事や災害の時、すぐには対岸からの応援も来ない。

 しかし、民主党群馬県連は「ダム湖ができなければ不要」として、1号橋の建設凍結を国に要請。前原国交相も昨年12月の記者会見で「できる事業とできない事業はある」と語るなど建設されるかどうかは不透明になっている。「橋がなければ私たちの代替地は孤立してしまう」。中島さんは危機感を募らせている。

青木氏“ゾンビ出馬”…「古い自民」変わらず(スポーツ報知)
小沢氏聴取、早期実現を=鳩山首相(時事通信)
<米牛肉>危険部位混入 2施設の禁輸解除 農水、厚労省(毎日新聞)
くまキャラ 心に癒やし グッズ売り上げ好調…寂しい世相反映?(産経新聞)
名実逆転のデフレ続く=10年度経済見通しを閣議決定(時事通信)

断てぬ「利益誘導」政治…田中・金丸直系の小沢幹事長(産経新聞)

 小沢一郎民主党幹事長をめぐる一連の事件で検察側は、岩手・秋田両県での公共工事における小沢氏側の影響力を背景にした「献金システム」が確立していたとみている。離党後、ことあるごとに自民党を批判し続けた小沢氏。だが、小沢氏周辺で続けられた利益誘導型の政治手法は、自民党時代の恩人である故田中角栄元首相や故金丸信元自民党副総裁の「政業癒着」と重なる。こうした矛盾に対し、小沢氏本人は一切答えていない。(大泉晋之助)

  [図で見る]陸山会をめぐる経過

 昭和44年に27歳の若さで衆院議員に当選した小沢氏は当時、自民党幹事長だった故田中氏の教えに従い、バッジを付けることとなった。以降、小沢氏は田中氏の薫陶を受け、その手法を学んでいったとされる。

 田中氏は自身の地元・新潟県の社会基盤の充実を唱え、多くの大型公共事業を誘致した。自身の選挙区で組織された後援会組織「越山会」は、多くの建設業者が参加。越山会は田中氏への投票と公共工事の受注が事実上、交換取引される場となった。数々の公共事業では自らや親族が役員を務める「ファミリー企業」への利益供与が疑われることもあった。

 こうした田中氏の手法は「地元の生活向上に大きく貢献した」などといまだに支持する声がある一方、利益誘導や金権体質、公共事業への過度な依存を生む要因となり、その評価は大きく分かれる。

 ロッキード事件と健康不安で田中氏が急速に影響力を失った後に、小沢氏は金丸氏らとともに田中氏の元を飛び出し、経世会を組織した。田中氏に引導を渡した後に小沢氏の後ろ盾となったのが金丸氏。47歳の若さで小沢氏が自民党幹事長に就任したのは金丸氏の強い意向が働いたからだ。

 その金丸氏も、「山梨県には海がない。山梨県民は太平洋を見たい」などと語り、地元・山梨に「中部横断自動車道」の建設を実現させるなど、典型的な利益誘導型の政治家だった。中部横断自動車道路の一部は、旧日本道路公団内で「金丸道路」などと揶揄(やゆ)されていたとされる。これは、業者に対し「胆沢ダムは小沢ダム」などとすごんだとされる小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(48)の発言にも通じる。その金丸氏も4年の5億円ヤミ献金事件を契機に政界での影響力を失った。

 首相退任後の田中氏や、経世会での金丸氏は「キングメーカー」として絶大な権力を振るっていた。こうした姿もまた、民主党での小沢氏の立場と重なる。

 西松建設からの違法献金事件に絡む大久保被告の初公判で検察側は西松の国沢幹雄元社長らの供述調書を引用し、小沢氏側の影響力を指摘した。

 国沢元社長の供述によれば、平成7年6月、同社の東北支店長がこんな報告を行っている。「小沢事務所が東北地方の公共工事で強大な影響力を持っている」「東北の談合の仕切り役だった大手ゼネコンの担当者から『小沢事務所が西松に受注させるわけにはいかないと言っている』といわれ、実際に受注できなかった工事がある」「仕切り役から『認めてもらうには小沢事務所への多額の献金が必要』といわれた」…。

 西松はそれまで金丸氏を通じて、それぞれの公共工事を談合で受注していた。その金丸氏が政界での影響力を失った後、西松は談合での後ろ盾を失った。業績の下がっていた西松はすでに自民党を離党していた小沢氏にすがることにした。

 10年から東北地方の談合を仕切っていたとされる鹿島建設の東北支店元幹部が、小沢氏が東北地方で影響力を強めていった手法を東京地検に供述している。検察側が大久保被告の公判に提出、採用された供述調書によると、小沢氏は旧建設省官僚や地元市長を岩手・秋田両県の知事に擁立。小沢派の議員を県議会に送り込むなどしていた。

 この支店幹部は「小沢氏の息がかかっていると思われる中央省庁からの出向者が岩手県の公共工事の発注部署の幹部に就任するようになり、影響力が拡大した。小沢事務所の決定力が揺るぎないものになっていった」と供述したという。

【関連記事】
「小沢氏は説明責任果たせ」自民大島幹事長
「一大事だ」「理解できない」…小沢氏の地元・岩手は驚きと疑問
石川逮捕 「くやしい」「小沢も危ない」民主党に衝撃走る
「小沢さん、厳しいねえ」反小沢陣営からは…
石川知裕議員を逮捕 4億円不記載 東京地検特捜部 

<自賠責>10年度の保険料を据え置き 金融庁審議会(毎日新聞)
書道 平安中期の藤原佐理の書状を初公開 広島県福山市で(毎日新聞)
<名護市長選>新人と現職が立候補 普天間移設にも影響(毎日新聞)
小沢氏元秘書の議員「真実、いずれ」「昔の話」口重く(産経新聞)
<日米安保>記念行事に300人出席 横須賀基地(毎日新聞)

高速炉「常陽」でぼや=外部への影響なし−原子力機構(時事通信)

 日本原子力研究開発機構は22日、大洗研究開発センター(茨城県大洗町)の高速実験炉「常陽」(運転停止中)原子炉付属建屋内で、ぼやが起きたと発表した。外部への影響や作業員の被ばくはないという。
 原子力機構によると、午前9時40分ごろ、同建屋地下2階の補機冷却系機器室(放射線管理区域)で作業員6人が機器の点検作業中、配管を熱して外すために使うトーチの火が、約2メートル離れた場所にあった洗浄用の溶剤に引火した。すぐに消火器で消し止められたが、作業用シート約0.1平方メートルが焼けた。 

【関連ニュース】
「競争」7割は1社入札=顧問雇用の企業グループ
柏崎原発6号機も営業運転再開=中越沖地震後2例目
世界の原子力災害に急行=医療支援チーム結成
使用停止命令を解除=柏崎原発1、5号機
センサーのショート原因か=柏崎原発6号機不具合で

山梨・上野原市長に贈賄申し込み=会社代表ら2人逮捕−現金百万円返す・警視庁(時事通信)
<千葉大生殺害>血のついた包丁発見 ATMの男供述で捜索(毎日新聞)
都議補選 自・民の一騎打ち(産経新聞)
<窃盗>ヴィトン、900万円相当盗まれる 大阪で早朝(毎日新聞)
<牛久強盗致死>水戸地検、男らを不起訴処分…18日で時効(毎日新聞)

小沢氏側への裏献金 大久保被告自宅を捜索 石川議員は3度目聴取(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が購入した土地をめぐる疑惑で、東京地検特捜部は14日、政治資金規正法違反容疑の関係先として、陸山会の会計責任者だった公設第1秘書、大久保隆規被告(48)の岩手県釜石市の自宅を家宅捜索した。13日に続き連日の捜索という。

 また、会計事務担当だった石川知裕衆院議員(36)が14日も特捜部から任意で事情聴取されたことが関係者への取材で分かった。石川氏の聴取は3回目。石川氏はこれまでの任意聴取に、収支報告書への不記載については認める一方、「ミスだった」と犯意は否認している。

 関係者によると、陸山会は平成16年10月、東京都世田谷区の土地を約3億4千万円で購入。この際、石川氏は土地代金の原資として4億円を簿外で調達したが、政治資金収支報告書に記載しなかった疑いが持たれている。

「海賊母船か? 」一時緊迫=上空警戒、P3C飛行公開−ソマリア沖(時事通信)
西新橋で早朝火災、11棟焼く(読売新聞)
与党「政策実現」、野党「小沢氏追及」=論戦へ決意(時事通信)
わいせつBDなど1万3千枚=所持容疑で4人逮捕−香川県警(時事通信)
巡査長が捜査書類破棄=容疑で書類送検、停職−愛知県警(時事通信)

こんにゃく入りゼリー「餅に次ぐ窒息事故頻度」(読売新聞)

 子供の窒息事故が相次いだこんにゃく入りゼリーの危険性について、科学的データをもとに検討していた内閣府・食品安全委員会の作業部会は13日、「(こんにゃく入りゼリーは)様々な食品の中でも餅に次いで窒息事故の頻度が高い」とする評価報告書を公表した。

 作業部会には、小児科医や口腔(こうくう)学の専門家らが参加。こんにゃく入りゼリーを1億人が一口分ずつ食べた場合、死亡事故が発生する頻度(人数)を計算し、その結果、0・16〜0・33人で、餅(6・8〜7・6人)に比べると低いが、肉など他の食べ物よりも2倍以上高い数値であることがわかった。

 また、こんにゃく入りゼリーを物理的にも検証し、「一般のゼリーに比べて倍以上の固さがあるうえ、冷やして食べると固さが増して口の中でかみ切りにくくなり、のどに詰まりやすくなる」とも指摘した。

声優郷里大輔さん自殺か=「キン肉マン」ロビンマスク役−東京(時事通信)
なぜ?外国人参政権法案で歯切れ悪い自民 反対は多数だが…(産経新聞)
裁判長「実刑意見あった」と説諭=猶予判決、評議に言及−守秘義務に触れる? ・大阪(時事通信)
<長崎漁船不明>第2山田丸?海底で船影確認 (毎日新聞)
特捜部執念の捜査 「国民を欺いている点で悪質」 (産経新聞)
前の10件 | -
-|2010年01月 |2010年02月 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。